主人の赴任、息子と私の国内引越し
http://yuriponpon.hatenablog.com/entry/2016/10/10/221420
でも少し書いたのですが、
ホーチミンへの赴任にあたって
①7月に主人がホーチミンへ引越し
②家賃節約のため、息子と私は徒歩5分の私の実家へ引越し
③来年2月に息子と私がホーチミンへ引越し
とすることにしました。
1.主人の赴任
会社で引っ越し費用が出たのですが
ベトナムはできる業者が少ないようで、
主人の会社の場合は業者は日通で指定でした。
航空便での扱いになります。
ベトナムの税関はルールが曖昧というか
担当者の匙加減による部分が多いようで…
ベトナムへの引越しにあたっての注意点は
・労働ビザの人(主人)が赴任の際、
ベトナムへの入国審査のところで「入国カード」を受け取らないと
荷物が後日受け取れない。
必ず受け取る旨、日通に対して誓約書のサインを書かされました。
→これは主人いわくタンソンニャット空港で入手するのに場所が分からず、
大変だったようです。
・主人が引っ越して3ヶ月以上経つ場合、
後日息子と私の荷物を送る時には労働ビザの人が
空港の入国審査の所に置いてある入国カードを取らないといけないので、
主人がかならず一旦日本に私たちをお迎えに来てもらう必要があるとのこと。
・梱包は業者がやる(パッキングリストを作るため)
・薬は救急箱1箱分程度
・紙おむつは個人利用の範囲まで(すごく曖昧…)
・値札は外せるものはすべて外す
・化粧品(シャンプーなども含む)は1品目2個まで
などがあるようです。
主人はミニマリストなので、
段ボールMサイズ3箱で引っ越していきました…
2.息子と私の実家への引越し
これは自費でした。
どうするか悩んだのが、家具家電をどうするかです。
入籍して3年半あまり、家具家電もその際に揃えたものも多かったので
壊れているものは全くありませんでした。
しかし
・実家で荷物を預かってもらうには広さに限界がある
・コンテナを借りて保管したとしても月額料金がかかり
我が家のように帰任時期が3年後~未定だと
帰国後に買ったほうが安い可能性がある
・コンテナで保管したとしても帰国後いざ使ってみようとしたら
水系の家電(洗濯機、冷蔵庫など)は特に壊れてしまっている可能性があり、
家具も次の家の大きさや間取りに合わない可能性がある
と考え、大きい家具家電は思い切って全て売る&捨ててしまい、
小さな家電(アイロン、扇風機など)は実家に置いていくことにしました。
赤ちゃんがいながらの引越しの準備は大変でしたが、
実家の母に預けたり来てもらったりして乗り切りました♪
これから数か月後に③の私たちの赴任というイベントがありますが
それは追って書きたいと思います(*^^*)
出国前の手続き
主人が出国するまでにやった手続き、諸々です。
恐らく個々のケースで違うと思いますが、
我が家の場合ということで記載します。
1.住民票
→日本を出ていくときは市役所で転出届を出せばOKです。
国内の引越しの際は転出先の住所を記載すると思うのですが、
海外の場合国名だけ書けば完了でした。
主人の場合「ベトナム」とだけ。
さすが役所。。
海外になるともはやどこに行っても関係なしですね。
それから、主人の住民票が抜けたので
手続きの際、役所の担当の方から「これからは奥様が世帯主になりますね」
と言われました。だからどうって訳でもないけど、何だか妙に責任感?
また、登録されていた印鑑証明も解除になります。
2.児童手当
→主人が受給者になっているので、
私と息子が日本にいるうちは私の名義に変更する必要がありました。
息子は主人の扶養に入っていますが、児童手当は私が受給でも構わないとのこと。
ちなみに基本的なことですが、
国内に居住する子に対して支払われるものなので
私と息子が出て行った時点で支払われなくなります…。(例外あります)
3.家
→我が家は賃貸だったので、手続きはとても簡単でした。
主人名義で借りていましたが、
不動産会社に電話したら解約の手続きは私でもOKとのこと。
以前の記事
{家族はいつから同行する? - 会社員から駐在妻へ~ホーチミンで3人暮らし(予定)~}
でも記載したのですが、
主人が日本を発ってから私たちが渡越するまで約半年ほど間が空く予定です。
そこで家賃代を節約するために、この賃貸の家から徒歩5分のところにある
私の実家に息子と住まわせてもらうことにしました。
持ち家の場合
「売るか/貸すか/そのままにするか(業者に頼んでたまに空気の入れ替えをしてもらう)」
の3択だそうです。
売る場合、売る前に住民票を抜いてしまわないように注意だそう。
4.インフラ系
→電気、ガス、水道、NHK、インターネットの契約解除。
主人の名前で契約していましたが、
もはや出国が迫っているかつ多忙すぎる主人に解約をさせている訳にはいかない。
全部電話で問い合わせて、私でも解約可能とのことでしたので
そうすることにしました。
5.銀行
→金融商品は基本的に日本に住所がない人は日本の商品は買えない、が原則。
しかし普通預金(や定期預金)は住所をそのままにして、
残しておく方が多いようです。
私たちの場合今までの家は賃貸でしたので、
主人の口座は基本的には私の実家の住所に変更しておくことにしました。
ゆうちょの口座だけ、訳あって住所を変更しませんでした。
住所を変更せず「非居住者」の手続きをすることに。
ゆうちょのHPを見ると、
「海外に引っ越す人は基本は口座は解約してください」とのスタンスのようです。
窓口でも何度も言われました。
が、児童手当の今までの分の振り込みや
学資保険の引き落としで使っている口座なので解約したくなかったので、
何とかお願いし非居住者にしてもらいました。
その際、会社から海外転勤を命ぜられたことを証明する書類を出すように
言われ持っていきました。社判押したやつ。
何というか、お役所って感じ。
今時人事異動を社判押した紙で発令する会社ってないですよね?
めんどくさかったです~。
6.クレジットカード
→使わないカードはこの際解約です。あとは実家の住所に変えておきました。
それから、これからマイルがたまりそうなので
航空系のカードを作ろう!という話になり、JALの家族カードを作りました。
JALには「海外赴任プラン」というものがあって、
利用エリアに応じたポイント付与があるようです。
そのポイントを使って、
空港まで荷物を送ってもらったり予防接種の記録を英訳してもらったり
色々なサービスを受けることができるそうです。しかも無料で。
主人の赴任の時は間に合わなかったけど、
赴任の時に出発する便を決めてからこのプランに申し込むと
特典が受けられるようです。
これから使うのが楽しみです~。
7.生命保険、医療保険、学資保険
→これらは海外にいるときでも適用対象になるので契約はそのまま残しておきました。
日本に代理人を立て、書類の送付などは代理人の住所に届くそうです。
我が家は私の実父を代理人にしておきました。
医療保険に関しては、海外赴任の人は会社で保険に入るはずなので
解約してもいいのかも?と思いましたが
やばい病気になると日本に帰国して治療するケースが多いらしく、
そうなると海外の保険は適用されないので残しておくことにしました。
今となっては海外転勤の内示がでてから出国までの2週間余りで
これを全部1から調べてやり切ったことが嘘のようです。。。
しかも生後4カ月の赤ちゃんを抱えて。大変でした。
我が家は物的な資産がなかった(家も車も持っていなかった)ので
たまたまこんなに短期間で済んだのだと思います。
あと私が育休中で時間が有り余っていた
(本音を言うと有り余ってないです…育児のための時間なんだから…)
ので、主人と連携プレーができました。
というか、普通こんな人事発令しないですね。普通の会社は。
家族はいつから同行する?
さて、主人の海外転勤に家族で帯同することが決定したのですが
今回はホーチミンにいつから行くことにしたかについて書きたいと思います。
主人が海外転勤を言い渡されたのが2016年6月。
赴任したのが7月。(物凄い短い…)
会社のルールで家族が同行OKになるのがその3か月後の10月。
私たちは、2017年2月に同行することにしました。
理由は
・息子が2月でちょうど1歳になり、
子育てが初めての私も多少は扱いに慣れているであろうということ
(子育てに慣れるなんて、ずーっとないんでしょうけどね^^;)
願わくば日本にいるうちに突発性湿疹をやってくれないかなー
という思いです。
・息子が1歳になると予防接種で
Hib、小児用肺炎球菌、4種混合の追加接種(4回目)
その1週間後に
MR(麻しん風疹混合)、おたふくかぜ、水痘の1回目
が受けられ、
それが受け終わると予防接種ラッシュがが少し落ち着くため。
※その後は現地の病院で受ける予定。
・児童手当が2月に入るため。
どこの自治体でも4か月分が年に3回入ると思うのですが、
6万円は普通のサラリーマンにとっては大きいです!
・ベトナムは旧正月(テト)が年間を通しての最も大きな祝祭日となり、
テト直後は主人の仕事が少し落ち着くであろうとの予想のため。
です。
かなりゆっくりめについていくスケジュール感だと思います。
そのため、このブログを落ち着いて書いていられるというのもあります。
同じく海外赴任を予定されている方のスケジュール計画に参考になれば幸いです。
帯同か単身赴任か⑤結論
さて、我が家の場合は主人の海外転勤に
家族で付いていくという選択をしました。
これまでのブログで検討事項をいくつか書いてきましたが、
決定に至った大きな理由は
・主人が帯同を希望していた
・確かに私は正社員で仕事をしていたが、
特別な役職についているわけでもなく、
今後もキャリア志向ではなかった
・主人、息子にとって家族が一緒なのが一番と考えた
・私が2人目の子どもも欲しいなと何となく思っており、
1人目とあまり年齢差を作りたくなかった
・せっかくの海外転勤、楽しそう!という好奇心
等です。
もし子どもがもう少し大きくて小学校に入った後だったら、
単身赴任をお願いしていたと思います。
ホーチミンには日本人学校もあり、
そこに通わせている方も多くいらっしゃるのですが
きっと日本での教育と差が出てきてしまうだろうなと思っています。
一番悩んだのはこのブログを立ち上げた理由でもある、
私が会社員を辞めること。
数年後日本に帰国しても、資格なしの私にとっては
子持ち・ブランクありで就活は不利というか
正規雇用は難しいんじゃないかなという覚悟です。
日本に帰ると主人だけの手取りでは生活が回らないので、
とりあえず派遣でもパートでも何でもいいので
のちに正規社員で採用してもらうことを見据え、働く予定です。
…って書けば「ふ~ん」って感じですが、
これを自分で受け入れるまでもう何日もかかりました。
今でも受け入れられてないかも。
私の不満は書けばきりがないですが、もちろんホーチミンに行くメリットもありますし、結果として我が家は
収入のリスクより家族が機能しなくなるリスクのほうが怖いと判断しました。
どうかこの判断が数年後、数十年後に間違った結果を生んでいませんように。
そして家族が幸せに暮らしていますように。
帯同か単身赴任か④会社の福利厚生
海外転勤を命ぜられた方!
まずは会社の福利厚生をしっかり確認することをお勧めします。
「へぇ」というものが色々あります。
私が確認した項目を下記に列挙しておきます。
■給与、手当
まず、円で振り込まれるのかドンで振り込まれるのか。
振込先の銀行は日本なのか、ベトナムの銀行なのか。
それから、海外赴任手当、
ベトナムで物価上昇や為替変動が発生した場合のリスク手当
などです。
■現地での家賃
アパートは会社である程度探してくれるのか、
自分でいちから探さなくてはならないのか。
家賃負担はどのようになっているのか。
日本人向けのレジデンスだとセキュリティの面も安心ですよね。
そういう所だと家具付きの所が多いのでしょうか。
ローカルの方向けだと家賃も抑えられそうです。
■教育手当
入園料、月謝、教材、バス代、制服代、給食費…
会社負担してくれる費用もあるようです。
■旅費
日本への一時帰国費用、
単身赴任の場合は家族が現地に行くための費用が
どのようになっているかです。
日本⇔現地の飛行機代だけでなく、
空港までの電車(バス)代、
滞在中のホテル代なども出してくれるか確認しました。
■妻の就労制限など
主人の会社の場合、就労制限はなし(制限がある会社が多いと思います)
とはいえ、私は英語力がないので働けないです…。
その他の制限事項もなし。車の運転を禁止している会社もあるようです。
■その他雑費
支度手当金、パスポート取得代、ビザ取得代、予防接種など
色々細かい手当で家計は結構変わってくるので、ほんと最初に確認!です。
帯同か単身赴任か③離れ離れの生活
共働きで片方に転勤を命ぜられ、
帯同するか単身赴任にするか迷ったときに必ず考えるのが
「お互いが近くにいない生活に耐えられるか」です。
物理的な面と心理的な面があると思っています。
物理面は、お互いの日常生活が成り立つかどうか。
心理面は、家族が離れることで心まで離れてしまわないかどうか。
それぞれについて考えたことを書いてみました。
<物理面>
1.お互い(特に旦那さん側)が家事をこなせるか。
私の主人の会社ではサービスアパートを用意してくれるので
(会社の待遇面については後ほど改めて書こうと思っています)
掃除は現地のスタッフが行ってくれるのですが、
食事・洗濯は自分でやらなければならない。
主人は学生時代から結婚まで一人暮らしをしていたので洗濯は問題ないですが
食事は心配です。
アラサーたるもの、そろそろ健康も気を付けてほしい年ごろですが
働いていると日本だって一人暮らしだと作るのは面倒ですもんね。
それに加え海外駐在になると夜はお客さんとの接待、アテンドなどが入りがちで
飲み会の連続です。
2.奥さん側が仕事と子育てを一人で両立できるか。
先日、「ワンオペ育児」という言葉を耳にしました。
旦那さんが出張や激務、単身赴任などで生活をまともに一緒に送れず
他に頼る人もいないまま、奥さんが一人で育児を回す状態を
飲食店などの店舗を一人で回す(=ワンオペレーション)様子に
なぞらえた言葉だそうです。
奥さんが働いていると、子どもの病気やけがによる看病や保育園からの呼び出しに
一人で対応できるわけがないですよね。
正直両親や病児保育などの行政サービスにいつでも頼れる状態でないと無理です。
それに自分が病気になってもゆっくり休むこともできない、病院にも行けない。
病気じゃなくても美容院に行くのも大変。買い物に行くのも一苦労。
私の場合は幸い私の実家が家から徒歩5分のところにあったので
頼ろうと思えば頼れる人は近くにいました。
しかし両親も働いているので、いつでもOK!というわけではありません。
それから病児保育は預けられる距離にはなかったので、
こちらの利用は期待できそうにありませんでした。
<心理面>
1.夫婦の問題。
タイに海外赴任になった場合、必ず家族を帯同させる会社があるそうです。
タイは不倫大国らしいですからね。
夜の街だけでなく現地スタッフとの不倫とかもありそうですよね。
まぁタイでなくても国内たっだとしても多少なりとも不倫の心配はありますよね。
だけどもちろん不倫だなんてもってのほか、むしろ普段あまり会えないからこそ
お互いを大切に思う気持ちが強くなるご夫婦もたくさんいらっしゃると思います。
こればっかりは夫婦同士にしかわからないことだと思います。
2.親子の問題。
以前は国際電話は電話代が馬鹿になりませんでしたが、
今はskype、LINE、無料のコミュニケーションツールはいくらでもあります。
とはいえ普段父親が家にいないとなると、
いないことが当たり前になってしまい
帰任後に父親との接し方が分からなくなってしまうケースもあるようです。
妊娠中に私の住んでいる自治体でマタニティ教室に参加したのですが、
子どもは赤ちゃんの時から母親と父親に求めるものが違うのだそうです。
母親に対して安心・安らぎを求める一方、
父親には好奇心を満たしてくれることを求めるのだとか。
子どもの成長に大きく影響を及ぼすことにはなりそうです。
影響の大きさは赴任期間にもよると思います。
生後すぐから1~2年くらいの間だったら、
お世話はほとんどお母さん主導なのが普通だと思いますので
お父さん不在でもその後のリカバリーは効きやすいのかもしれません。
以上、色々と書きましたが、これらのことは我が家にとって
収入面や子育て環境面と同じくらい大事な問題だと思いました。
一生懸命お互い働いて、数年後一緒の生活に戻っても
家族が機能していなければ元も子もないですからね。
ただ、単身赴任で機能しているご家族だっていくらでもあります。
どちらもメリットデメリットがありますので、
よくよく考えて夫婦が納得する結果を選ぶしかないのだと思います。
帯同か単身赴任か②子育て
収入面の次に心配なのが、
小さい子どもを連れての海外生活です。
幸いホーチミンは日本人も多く
医療面も日本人の病院があったり、
教育面でも日本人向けの幼稚園があったり
思ったよりもハードルは低そうだなという感じはしました。
そうはいっても、私にとって初めての育児。
…が海外だなんて!
不安でなりません。
詳しく書いていくと
■医療面での比較
・ホーチミンで生活した場合、会社で海外転勤の保険に入れてもらえるため
基本的に医療費はタダ。(大人も)
保険会社に連絡すれば通訳さんが医者に同行してもらえるので、
思っていたより言葉の壁は低い。
・日本との医療レベルの差はありそう。
主人と同じ会社の人のお子さんは風邪と診断されて病院を転々とし、
4件目で肺炎と診断されたそう。怖い!
・日本で定期接種になっている予防接種は日本の住民票を抜けば
自費で受けることになる。
ちなみに、ホーチミンで受けること自体はおそらく問題なさそう。
・日本で無料で受けられた「○か月検診」が日本の住民票を抜けば
受けられなくなる。(自費で受けられるのかな?)
■教育環境での比較
日本人向けの幼稚園があるそうです。
・インターに入れる選択肢もあり。
・何より日本だと1歳から保育園に入れて10時間保育くらいになる予定が、
ホーチミンだと私が家にいるのでゆっくり接してあげられる。
・父親がそばにいるかいないかも大きな違い。
・「僕、幼少期は海外で過ごしたの!」ってのもいいかなと笑
上記を鑑みて、もちろん心配な面はたくさんあるけど、
私はいけそうだなという感じを受けました。おそらく。
こればかりはやってみないとわかりませんが…
帯同or単身の検討、まだまだ続きます。