「駐在員の妻」が海外生活を楽しむには
もう少ししたら駐在妻のお友達作りについて
私もブログを書きたいなと思っていたところ、
タイムリーな記事が日経に出ていたので
こちらでも取り上げさせていただきたいと思います。
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■「駐在員の妻」が海外生活を楽しむには オリザベトナムCEO 中安昭人
(2017/4/6 日本経済新聞 電子版)
まさにベトナムでの駐在員妻のお友達作りについて書かれた記事で、
お子さんのいない奥さんはアオザイ会や趣味サークル、ベトナム語学校、
お子さんのいる奥さんは小学校の保護者同士のお付き合いでお友達の輪を増やしていった話、
その他としてベトナムでは急速に生活インフラが整備されている話が書かれていました。
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さて、ここから私の話です。
駐在員妻のお友達作り。
人間の価値観は25歳くらいで完成されてしまうのだそうで、
大人になってからのお友達づくりは結構ストレスなのです。
私もどちらかというとあまり友達は多いほうではありません。
特に「ママ友」。
子どもが生まれると日本だと地域の
「支援センター」「公民館の子ども向けイベント」
に何度か通い、同じ月齢や年齢の子どもを持つママたちと
連絡先を交換したり、一緒にお出かけしたり…となると思うのですが、
なんだかもうストレスにしかならなくて。
何人かは一緒にお茶したり、おうちにお邪魔するようなママ友ができましたが、
限られた人数でした。
ホーチミンに引っ越しが決まってからは尚更友達作りはしませんでした^^;
なので、日本で育休中は独身時代からの友人で産休育休中&専業主婦の方に
代わる代わる声を掛けて遊んでいました。
しかし、こちらに来て「友達」って大事だなとつくづく思います。
ホーチミンは日本人が住みやすい街になってきたとはいえ、ここは異国の地です。
いつも使っているお店が閉店&移転する、何かの開催時間が変更になる…
子持ちだと病院や予防接種、〇歳検診の情報…
細かいかつ主婦にとって大事な情報を教えてくれるのは、やはり日本人の奥様達です。
ホーチミンに来る前に、駐在妻のお付き合いの仕方についてネットで色々情報を見ていました。
・来る前にあなたの情報はすでに調べられていて、夫の会社、家族構成などは筒抜け。
・駐在妻のランク(?)付けは夫の会社の規模、奥さんの英語スキルなど。
・来るやいなや毎日ランチやお茶会に振り回される。
こんな情報が色々なところに書かれていて、それはもうびびっていました。
しかし、来てみたらそうではありませんでした。
日本人の出入りは頻繁なので、私のように日本人の多い地域に住んでいて
噂がはびこってるなんてことはまずありません…^^;
複数のところで働いているメイドさんだったり、同じ会社の人から軽~く風のうわさが流れるくらいはありますが、
日本と一緒のレベルだと思います。
噂好きの奥さんと付き合うことになったら確かに大変かもしれないけど、
それは日本でも同じですしね…。どこだって一緒です。
なんでもネットで調べすぎるのもよくないですね。
はじめは私もお友達がうまくできなくて、泣きそうになることがありました。
ですがこちらへ来て1か月半あまり、ちょっと肩の力を抜いたら、
少しずつお友達になってくれそうな人が出てきたような状況です。
一緒にランチしたり、おうちへ呼んだり。
そこで色々情報交換しています。
ですがお友達づくりを無理しすぎることもないと思います。
少し交友関係の輪を広げてみたいなと思った時に
いろんなコミュニティでいろんな方に声をかけてみればいいんじゃないかなと思います。
今私が心がけているのは
・ともかく無理しすぎない(いなくてもいいや、くらいの気持ちで!
悩みすぎて家で暗くなって、大事な家族まで暗い気持ちにさせてしまったら元も子もありません)
・複数のコミュニテイでお友達を作る
・お友達を作ってもいつかはどちらかが先に帰国してしまうため、常に人脈づくりのアンテナは張っておく
・特定の人に依存しすぎない(海外と日本どちらに住むに関わらず、大人になってからの友達作りで私が特に気をつけていることです)
などです。
これから初めて駐在妻になる方、まだこちらへ来て間もない方にとって
少しでも気が楽になったと感じてもらえれば幸いです。
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引っ越しのご挨拶の品
ホーチミンに引っ越してきたときの御挨拶の品について書きたいと思います。
我が家は会社の方用と、レジデンスのご近所様用に用意しました。
会社の方へは、相手の家族構成や嗜好などを事前に伺っておき、その方に合うものを。
※おそらく、歴代の方がどのようにされているか確認されるのが一番よろしいかと思います。
レジデンスの方へは日本と同じようにお隣さん1~2件と下の階の方にお渡ししました。
※うちの場合、レジデンスは日本人多めです。
なので日本のしきたりに合わせました。
品物は主人が日本の米どころの出身なので、無洗米にしました。
ネットで探して、少量で用意してくれるところ&熨斗を付けてくれるショップで注文しました。
予備としてキッチン用品や雑貨を扱っているケユカ(KEYUKA)で
日本らしい、高性能なスポンジやふきんを買いました。
ケユカも熨斗を無料で付けてくれるので助かりました。
準備のポイントは、
■絶対船便に入れない(できるならば手荷物持参がベスト)
⇒引っ越しの挨拶は来てすぐ行うものなので。
エレベーターや出入り口で偶然お会いする前にお渡しするくらいのスピード感が大事かなと思います。
※我が家は私と息子が引っ越す1か月前に主人がテト休暇で一時帰国したので、その時に持って行ってもらいました。
■割れないもの、つぶれても困らないものを選ぶ
⇒お菓子やおせんべいなども候補だったのですが、せっかく持って行った品物が割れていては印象が悪くなってしまうので念のため避けました。
その他に候補として考えていたのは日本のお茶のティーパックなどです。
■多めに多めに持っていく
⇒もしかしたら挨拶しなければならない人が急に増える可能性もあるので(会社の人に誰か紹介してもらったりとか…)
そうなってしまうと近所で買って間に合わせたらバレバレになってしまうので。
余ったら自分で使ってもいいなと思えるものにしました。
最近日本でも引っ越しの際に挨拶しないケースも多いと思います。
ですが、挨拶される側としては、
やっぱり隣に引っ越してきた際には挨拶をしてもらったほうが気持ちがよかったなという思いがあり、
しかも初めての異国の地で頼りになるのは同じ日本人、同じレジデンスの方だなーと思い用意しました。
すると後日ちょっとしたタイミングで下の階の奥様とお話する機会があり、
「〇〇の銘柄のお米、▲▲県のお米ですよね?
実はうちの主人も▲▲県出身なんですよ~。」
とお話ししてくださり、やっぱり渡してよかったなーと思いました。
大人になって、ちょっとしたプレゼントってコミュニケーションの潤滑油だなと思います。
仕事で疲れているときにちょっとお菓子を渡して頂いたり、何かモノをお借りしたりいただいたりしたお返しにちょっと付けたりで印象も全然違うものですね。
一番最初のご挨拶は特にしっかりしておきたいな、と思う次第です。
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在留届を出しました
ホーチミンへ来て1か月。
すっかり忘れていましたが在留届を出しました。
在留届とは…
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(以下、外務省ORRホームページより一部抜粋)
外国に住所または居所を定めて3か月以上滞在する人は、
旅券法第16条により、その地域を管轄する日本大使館または総領事館に
速やかに在留届を提出することが義務付けられています。
(途中省略)
近年、海外で生活する日本人が急増し、このため海外で事件・事故や
思わぬ災害に巻き込まれるケースも増加しています。
万一、皆様がこのような事態に遭った場合には、
日本国大使館や総領事館は在留届をもとに
皆様の所在地や緊急連絡先を確認して援護活動を行います。
(引用ここまで)
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よく外国でテロや災害があったときにニュースで
「現地に住んでいる日本人〇人の全員の無事が確認されています。」
のような情報が流れることがあると思うのですが、
在留届を出していないとそもそも現地に住んでいるともみなされないし、
日本政府が救護をしようともしてくれないということですね。
それは大変ですね!
比較的治安が落ち着いていると言われるホーチミンでも
いつ何時何が起こるか分かりません。
というわけで、在留届を提出しました。
といっても、ネットで簡単に出すことができます。
ORRnet - インターネットによる在留届電子届出システム
届け出は家族分まとめて一気に出すことが可能です。
記入する項目は
●日本国旅券(パスポート)番号(同居家族分も含む)
●本籍地
●自宅等連絡先(住所・郵便番号、電話・携帯・FAX番号、メールアドレス)
●緊急連絡先(住所、電話・FAX番号・メールアドレス)
●日本国内連絡先(住所、電話番号)
●同居家族連絡先(携帯番号、メールアドレス)
などです。別に免許証のコピーを添付というような面倒なこともないですし、
ただただ情報を入れていくだけです。
情報に変更があったり、帰国した時のために再度ログインしなくてはならないので、
パスワードを設定するようになっています。
そうか。帰国したら忘れずに届け出しないと…
ということで、とても簡単でしたのでお忘れの方ぜひご登録を…
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日本から持ってきたほうが良いものあれこれ
※思いつき次第随時更新する予定です!
日本から持ってきたほうが良いな、と思うものを挙げていきたいと思います。
これから赴任される方の準備の参考になれば幸いです。
<ボディケア用品>
■シャンプー、リンス
⇒こちらのは保湿剤が多いらしく、べたつくそうです。
■ボディソープ
⇒例えばダブ(Dove)って日本でもメジャーだと思うのですが、
こちらでも同じくDove製品は売られてはいます。
しかし、中身が違うのです!
どう違うかって、香料がすごい!においがきつくて辛いです。
人によるのかもしれませんが、私はNGです…
■歯ブラシ
⇒こちらの歯ブラシはブラシ部分が大きくて口を開けるのが大変です!
■ボディクリーム
⇒こちらも香料が強い。
■ハンドクリーム
⇒こちらは「ボディ&ハンドクリーム」として売られているものが多く、ハンドクリーム単体だけだと売っていないお店もあります。
■ヘアスプレー、ワックス類
「ケープ」のように髪を固めるヘアスプレーやワックス類は売られていません。なぜならベトナム人はバイクに乗るためヘルメットをするので必要ないからです。
<食品>
■醤油、みりん、日本酒など
⇒こちらにもありますがやはり高いので、最初に多めに船便に入れておくのが妥当かと。
■カレー粉
⇒なぜか手に入りにくいです。(ないわけではないけど)
■ローリエ
⇒こちらも手に入りにくいです。何故だろう?
乾燥のオレガノ、パセリ、バジルなどはあります。
■コーヒーの粉用のペーパーフィルター
⇒なぜかあまりお店で見当たらないし、見つかったとしても高い。
■ノンカフェインのコーヒー
⇒妊娠中や授乳中の方は飲まれている方もいるかと思いますが、
今のところこちらでこれに出会ったことがありません。
一方、ハーブティーはよく見かけます。
(種類などによっては手に入りにくいものもあるかもしれません)
<子ども用品>
■1歳以降の離乳食(ベビーフード)
⇒日本の離乳食も7か月~用や9か月~用は見かけますが、
1歳~用は見かけません。
私は日本ではベビーフードはあまり使わず、外出時もお弁当派だったのですが
こちらでは気温が気になるので
日本から持参したベビーフードがものすごい勢いで無くなっていきます!
7ヶ月用と9ヶ月用も高いので、日本から持ってくるに越したことはないです。
■無添加の洗剤、柔軟剤、石鹸などなど
⇒私はベトナム語の文字が読めないので、お店に行ったとして
何をもって無添加と判断できるのかが分かりません…。
そもそも無添加洗剤や柔軟剤がこちらにあるのかどうかもわかりません。すみません。
文字が読める方やベビー用品コーナーで選ぶ方は問題ないと思います。
(ベビー用の洗剤や柔軟剤になると値段が高くなるので、我が家は買いません…)
■おむつ
⇒かさばるので持ってくるにも限界がありますし、ベトナムのおむつも皆さん問題なく使えているので可能ならばという感じですが、いざ日本製のおむつを買うとなると高いので持ってこれるだけ持ってくることをお勧めします。
我が家は寝る時と外出時は日本製、家にいるときはベトナム製で使い分けてます。
■チェアベルト
1歳前半くらいまではこれは必須!!!
こちらでは外食時にお店にベビーチェアがあるかどうかネットで事前に確認することができません。いつも持ち歩いておけば、ご飯屋さんでベビーチェアがなくても子どもを座らせておけます。こっちに売ってないですし、高いものではないので買っておいた方がいいです。
<電化製品>
■パン焼き機
⇒今回のホーチミン移住のために購入したのですが、我が家は買って正解でした!
こちらでもおいしいパン屋さんはずいぶん増えたようなのですが、
かといってどこでもおいしいという訳ではないです。
例えば、日本人がよく利用する某日系のコンビニエンスストアで、
何気なくパンを買って開けたらアルコール臭がすごくて
私は一口も食べずに捨ててしまいました。
日本ではすごくおいしいという訳ではなくとも
「食べられないパン」を売っているのを見たことがないので、
これは私にとっては衝撃でした^^;
おうちの近くにいつでも購入できるパン屋さんがないという状況なのでしたら
持ってくることをお勧めします。
思いついたら追加します^^
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ビニール袋ってこんな形で売ってるの?!
何の変哲もないビニール袋です。
お肉などの下味をつけるのに使いたいと思い、購入しました。
日本だとこんな形状で売られているじゃないですか。
(画像はお借りしました)
しかも、こっちのビニール袋はトイレットペーパーみたいに点線が入っていて、切り取って使います。
慣れないうちはこういう小さなことで手間取りますよね^^;
ないない!ってお店の中を探して、
何度も探した棚に実はあった、みたいな。
日々勉強です。。
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これは便利!Ligoの缶詰〜お魚難民問題に対するアプローチ〜
以前の記事でホーチミンでのお魚の調達に悪戦苦闘していると記載したのですが、
お魚を食べたい欲求を満たすための解決策はいくつかあると考えています。
それは、
①スーパーなどで新鮮なお魚を見分ける力を付けて、ローカルの食材を活用する。
②晴レ屋さんなどの比較的日本人向けのお店から調達する。
そして今回言及するのは
③缶詰や乾物など、新鮮さが要求されない食材を活用する。
です。
確かに生の魚を調理するよりは魚を食べたぞっていう満足度は減りますが、
子どもの体調が悪くて買い物に行けない、それどころか私が買い物に行くのが面倒くさい時にも(!)事前にストックしておけば缶詰や乾物は役立つかなと思っています。
子どもに魚を食べさせるには骨が心配ですが、缶詰だと骨ごと食べられます。
また、家庭での災害対策の一つでもあるローリングストック法にも対応できるので安心です。(日本みたいに地震は来ないか^^;)
日本からも鯖の水煮やノンオイル&ソルトレスのツナ缶を持って来てはいるのですがホーチミンでも子連れに活用できそうな缶詰を発見したので載せておきたいと思います。
Ligoのイワシのトマトソース漬けの缶詰(425g入り)です。
表示を見るとフィリピン産でシンガポールで販売している商品みたいです?ベトナム要素が無くてごめんなさい!
私は2区のMegaMarketで購入しました。
輸入品ですので値段は250円くらいだったような。
チリソース入りの赤い缶もあるのですが、息子にも使えるかな?と思い緑缶をセレクト。
私が気に入っている点は、原材料がとてもシンプルなところです。
イワシ、トマトペースト、水、塩こしょうだけ。
※同じくLigoで155グラムの小さい缶も売っているのですが、そちらは原材料が違いました。
大きさだけが違っていて、缶詰の見た目は似ています。写真ブレブレですみません。
中身を出すと大きいイワシがごろりと3匹入っています。(写真の玉ねぎは入ってません!)
トマトソースごと使って玉ねぎや茄子を入れてトマト煮みたいにしてもよし、パスタソースにしてもよし、身だけを取り出してチーズを乗せてトースターで焼いてもよし、これさえあれば料理がほんと簡単なのです。
我が家ではこちらに来てから常にストックしてあります。
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