会社員から駐在妻へ~ホーチミンで4人暮らし~

会社を辞めて2人の子どもと一緒に主人の海外転勤に帯同中です。

会社を辞めてホーチミン駐在妻になって1年。果たしてお金貯まった?

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はい。皆さん大好きなお金の話です。
最近ますますホーチミン在住の友人知人に
「ブログやってるよね?」と
お声がけ頂けることが増えました。

今日久しぶりに会った知人の方は、

「このブログにお金についての記事が
色々と書いてあるので、
主人に読むようにと言われた」と。

駐在妻さん以外にも男性の方にも
読んでもらっているというのは
初めて知ったのでびっくりしたのですが、
(ありがとうございます!)
それともう一つ
やっぱり皆さんお金の話が好きよねーー
と改めて感じました。
このブログ内での人気記事ランキングも
割とお金関係の話がいつも上位に来ていたりします。
前置きが長くなりましたが、
そんなわけで今日もお金の話を書こうと思いました。
※本人特定されまくっているので、
残念ながら具体的な数字は書きません^^;

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0. 我が家の基本情報とこの記事の目的

2016年7月、主人が渡越。
2017年2月末に私と1歳の息子が後を追い渡越。
コネなし資格なしの私が
総合職の正社員(育休中でした)を辞めたことで
この1年間で駐在生活を送りながら
お金を貯めることはできたのか、
共働き時代と比べて
どれくらい貯めることができたのか、
公開したいと思います。

1. 2017年の我が家の収入(額面)

主人と私は学部卒同学年のアラサー。
共に浪人留年無しで新入社員から転職無しで
1つの会社に勤めている(いた)ので、
会社や業界は全然違いますが
収入はそこそこ同じでした。

なので共働きしていたときと比べて
2017年の額面の収入はざっくり言うと半減。

※厳密に言うと、2017年の世帯年収
私の退職金が出たのでその分多いはずなのですが
アラサーのため勤続年数も大したことなく
退職金も雀の涙で、
慌ただしい渡越準備ですぐどっかへ消えてしまいました…



「海外に駐在すると給料が倍になるんでしょ?」
とか
「海外手当いっぱいもらってるんでしょ?」
とかよく言われるのですが、
それは総合商社とか、超大手などの話で
全ての会社がそうだというわけではありません。
0円というわけではありませんが、
少なくとも我が家はほとんど貰えていない
といっても過言ではありません。

2. 2017年の我が家の収入(手取り)

では、私が駐在妻になることで
額面の世帯収入が半分になると
手取りも半分になったかと言えばそうではありません。
海外に住むことで控除されない税金などがあります。
どの控除がどう変わったかというと、

(1)所得税
ざっくり言うと
「非居住者」(1年以上海外に住む人)は
「国内源泉所得」(日本国内で働いて得たお金)
の分だけ所得税を納めればよいとされているので、
1年以上働く目的でホーチミンに来ていて
日本出張が皆無の主人にとっては1円も納める義務がありません。
よって、控除ゼロです。

(2)住民税
「1月1日に住民票を入れていた自治体に
 その年の6月から1年間納める」のが住民税。
主人は2016年7月に日本の市町村から住民票を抜いたので、
我が家は2017年6月から課税されなくなりました。
よって、現在は控除はゼロです。

(3)健康保険、厚生年金
これはお給料が日本の会社から支払われるのか、
現地法人から支払う形式をとっているのか、など
会社によって変わりますが
控除する方式を採っている会社も多いと思います。
我が家も日本の時と変わらずしっかり控除されています。


という訳で、日本で同じ条件で働いた場合の手取りより
海外で働く場合の手取りは我が家は増えました。

3. 支出

(1)固定費

「1. 2017年の我が家の収入(額面)」で書いた通り
主人の会社は手当はたいして払ってくれない(泣)のですが、
日本よりも危険な発展途上国での生活を支えるため、
色々な環境を提供してくれています。

以下は私の主人の会社が、という訳ではなく
一般的な駐在員の手当として
会社が負担するケースが多いと思います。

■家賃
■電気代、ガス代、水道代、ネット代
■携帯電話代(ご主人、奥様)
■語学習得代(ご主人、奥様)
■子どもの幼稚園代、学校の費用
■日本への一時帰国の交通費
■医療費
■予防接種代

⇒なので日本にいる時より
固定費が断然かからなくなります!
日本にいる時なんて固定費の支出がほとんどじゃないですか。
家賃、電気水道ガス、スマホ、ネット代。
それだけで毎月すごいですよね。
それがかからないのです。大きいです。

(2)変動費

次に、食費などの変動費はどうかという点です。
私は日々家計簿をつけているのですが、
我が家は毎月の変動費
日本にいる時に比べて少し低いです。
ただ、これは外食の回数やご夫婦のお小遣い、
子どもの習い事などで大きく変動します。
物価が安いと言われるホーチミンでも、
日本での生活費よりも簡単に上回ってしまいます。

また、海外生活が続くと
日本で生活していた時よりも
沢山かかるのが「特別出費」。
ここをいかに抑えるかがポイントです。

出費関連については詳しくはこちらからどうぞ
yuriponpon.hatenablog.com

4. 2017年の我が家の貯蓄金額

結論から言うと、フルタイム共働きの時と
ほぼ同額の金額を貯金出来ました。

もしこのホーチミン転勤が無かった場合
私は育休から復帰していたことになり、
そうなると時短勤務で私の収入は減り
当然保育園代もかかっていたはずなので
それを考えると"海外転勤でお金貯まった♪"
ように思えます。

しかし、私としては2017年の貯蓄金額は
「当たり前」、「むしろ低い」です。
昨年1年間だけ見るといいかもしれませんが
私が会社を辞めたことにより、
生涯賃金はがくっと下がったのですから。
何か手に職があればいいのですが
初めに書いた通り私はコネなし資格なしの
”ただの”総合職で働いていた人間に過ぎません。
(総合職の方の能力を否定しているわけではありません。)
日本に戻ったとして、
子連れで再就職…日本ではかなり厳しいです。


共働きが珍しくなくった昨今、
どちらかの転勤についていくかどうかは
家族にとって大きな人生の選択です。
これは帯同期間だけでなく、
その後の人生プランも含めて熟考する必要があると考えます。

我が家も現在進行形なので、
金銭面のみで考えた場合これでよかったのかは分かりません。
ですが、同じような状況の方に
この文章が少しでもお役に立てれば幸いです。


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