会社員から駐在妻へ~ホーチミンで4人暮らし~

会社を辞めて2人の子どもと一緒に主人の海外転勤に帯同中です。

ホーチミンで駐在妻生活をすると英語力は伸びるのか

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よく、海外に住むと
英語が得意になると思われがちなのですが
英語を母国語としない
ベトナムホーチミンで仕事もせずに
ただただ生活するだけで
英語力を伸ばすことが可能なのか、
ホーチミン在住歴8か月の駐在妻である
私の経験をもとに考察したいと思います。

1.ホーチミンでどれくらい英語が使われているか

まず初めに、ベトナムの母国語はベトナム語です。
英語は全くの外国語。日本と同じです。

ホーチミンで英語が通じるかどうかですが、
2017年現在ではだいたい「日本と同じくらい」
と思っていただければ相違ありません。

具体的に言うと、
ホテルやガイドブックに載っているようなレストランなど
外国人を相手に商売しているような場所では、
英語を話せる人が必ずいます。

しかし、ちょっとメイン通りを外れて
ローカルな通りに入ると
途端に英語は通じません。
タクシーの運転手も中には英語が分かる人もいるけど、
ほとんど通じないと思った方が良いです。

ですが、ハノイからホーチミンに引っ越してきた
日本人の駐在妻さんは
ホーチミンって英語が通じるよね~!」
と感激していました。
ハノイはもっと大変なんだなー…。

2.英語がないと生きていけないと感じた最初の難関

ホーチミンは日本人在住者も増えてきて、
知り合いはほぼ100%日本人なので、
当然普段の会話は私は日本語です。

それでも英語を使えないと困る状況に遭遇します。
一番困るのはレジデンスでの
ちょっとしたコミュニケーション。

ホーチミンに在住する方は、
私のように駐在員の家族の場合
たいてい外国人向けのレジデンスに
滞在することになると思います。
1階にレセプションがあって、
鍵を渡してもらったり荷物を運んでもらったり。
大抵のレジデンスではスタッフの方とは基本的に
英語でのコミュニケーションになります。

英会話の経験が皆無だった私は、
住み始めて最初の難関がこれでした。
生活しているとたまに
ちょっとした困りごとに遭遇することがあります。
備え付けのテレビが映らないとか、
配達をお願いしていた水が届かないとか。
レジデンスの方に問い合わせないと
対処してくれないので、
嫌でもコミュニケーションを取るしかありませんでした。
はじめはどうしたらいいか分からなくて、
メモで英作文を作ってからface to faceで
会話していました。
部屋に備え付けの内線電話で電話してもいいのですが
伝わるかどうか不安だったので…。

それが数回繰り返されていくうちに
だんだんその「困りごと」「問い合わせごと」は
パターン化していきました。
例えばよくあるのが備え付けの家電が動かない、
という困りごとなのですが
それは自分で例文を作って、
その時の状況で「TVが」とか「電子レンジが」とか
主語を変えていけばいいだけなので怖くなくなりました。

3.伝えることが出来るようになっても…

ようやくこちらの要望を伝えることができるようになっても、
次の難関が出てきます。
それは「相手の言っていることを理解できるか」です。
日本人ってスピーキングが出来たとしても、
リスニングが苦手なのだそうですね。
私もそうです。
自分の言いたいことを伝えるだけでやっとです。

最初はレジデンスの方に何か問い合わせをして、
何か答えられても「Yes,yes」としか
反応できませんでした。
ただ滞在期間が増えていくにしたがって
相手の応答のバリエーションも当然色々出てくるわけで、
相手の返答に応じてこちらも返答しなくてはならない
状況も出てきました。

でも、あることに気づきました。
ここは外国人向けのレジデンスなんだから
英語が分からない住人の方だって私のほかにも沢山いるはず。
大体レジデンスのスタッフもベトナム人で、
外国語として英語をわざわざ勉強した人
のはずなんだから、
英語を理解できない苦しみは相手も知っているはず。

なので分からなければ
「もう一度言ってください」と何度でも聞いていいのです。
英語を母国語としない国だからこそ、
間違ったり詰まったり、聞きなおしても
全然恥ずかしくないんですよね。

今は私は、相手の返答が少し長い場合には
「You mean~?」と
言い換えて確認するようにしています。

4.ロシア人のママさんと英語で会話できた!

こうして、レジデンスでの奮闘や
カフェなどの飲食店でちょこちょこ
英語力(というほどでもない?)を鍛えざるを得ない
状況に放り込まれて早7か月くらいの頃。

ある日、私は息子とちょっとした公園のようなところで
お散歩していたときのこと。
近くに白人の女性と、私の息子と同じ月齢くらいの
男の子が同じようにお散歩していました。

お互いもちろん面識はなかったけど、
子連れ同士だと自然な流れで
簡単な会話をする(しなければならない)ことも多いですよね。
それで、私はその女性と色々と会話を交わしました。
もちろん英語で。

内容はとっても簡単で、
「どこの国の方ですか?」から始まり、
相手はロシア人とのこと。
そのほか子どもは何か月?とか幼稚園にはもう入れてるの?とか
シッターさんは雇っているの?
とかそんな当たり障りのない会話ですが、
まさかこんな外国でロシア人と
英語で会話するなんて
数か月前は想像もしていませんでした。
日本にいたころの私から考えたら夢のようです。

このことがほんのちょっとだけ、
自信につながりました。

5.まとめ

ホーチミンでは英語は通じる場面と
そうでない場面がありますが、
多くの日本人駐在家族にとっては
生活に必要な最低限の
英語は不可欠と考えます。

人は追い込まれた時に成長するので、
余程英語を避けたり、
人とコミュニケーションを取ることを
避けたりしない限り
英語力を鍛える機会は
ホーチミンでも沢山あると思います。

ただ英語力が鍛えられるのは英会話初心者
の方が中心かもしれません。
ホーチミンにはまだまだ英語が通じない、
通じたとしても簡単な内容だけ
という場合も多くありますので
英会話の経験が沢山ある方には
物足りないと感じるかもしれないです。

私はまだまだ英会話初心者。
会話に困ることの方がまだまだ
全然多いので、頑張りたいと思います^^;





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