ベトナム、原発計画中止 日本、インフラ輸出に逆風
ベトナム、原発計画中止 日本、インフラ輸出に逆風
(2016年11年23日 日本経済新聞)
日経の1面に載っていました。
確かに日本のインフラ輸出は進んでほしいとは思いますが、
原発の稼働に対して住民の反発があったというのは…
何とも難しいところですね。
ベトナムの電力事情は日本とは大きく違うようで…
先輩駐在妻のみなさまのブログを拝見すると
よく停電の話が出てきます。
気になったのでJETROの調査を拝見すると、
(以下、引用はすべて JETRO『ベトナム電力調査 2015』より)
"2030年には石炭火力発電が発電容量全体の約半分を占める予定。2015年以降
は、南部でも輸入炭を用いた石炭火力発電所の運転開始を予定。"
原子力に関しては
"2030年に原子力発電の割合を発電容量全体の6.6%、発電量全体の10.1%に"
との記載もあって
この計画が変わってしまうということですね。。
"PDP7スケジュール※通り電源開発が実施されれば、北部・中部・南部ともに電力需
給の問題はない。しかし、北部は雨が降らない場合、電力供給に影響も。南部は
電源開発が遅れると電力が不足する状況に。"
※PDP7スケジュール…第7次国家電力マスタープランのこと。
わぉ!私も停電に遭遇することになりそうでしょうか…!?
ちなみにJETROのレポートの中でもう1つ気になったのが、
"ベトナム進出日系企業の投資環境上のリスク
進出日系企業の中で、投資環境上のリスク要因としてインフラ(電力、物流、通
信など)の未整備が第5位に。同項目回答企業の約55.2%が電力に不安をもつ。"
日本企業の投資環境リスクの1つになっているようで…
なんだか残念ですね。
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